検索ボックス
 

2014年10月29日

鳥取看護大(鳥取県)、開設「可」と判断

 文部科学省の大学設置・学校法人審議会は29日、来春に予定している大学3校と大学院5校などの開設を認めるよう下村博文文科相に答申した。一方、学校法人「幸福の科学学園」が認可申請していた幸福の科学大学(千葉県)は、学校教育法などに基づき「大学教育を提供できるものとは認められない」として開設を「不可」と判断した。

 来春の開校が認められた大学は、湘南医療大(横浜市)▽長野保健医療大(長野市)▽鳥取看護大(鳥取県)−の私立3校。大学院は、新潟県立大(新潟市)▽田園調布学園大(川崎市)▽金城大(石川県)▽聖泉大(滋賀県)▽藍野大(大阪府)の−公立1校と私立4校に設置を認めるよう答申した。このほか大学など45校で学部や大学院研究科の開設が「可」と判断された。
posted by 担当者 at 17:17| 日記

2014年10月23日

がん細胞を狙い撃ちする新しい分子標的薬か/米シカゴ大の中村教授

がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補となる化合物を見つけたと、米シカゴ大の中村祐輔教授の研究チームが22日、米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に発表した。
 中村教授によると、この化合物を使ってマウスで実験したところ、肺がんが完全に消えたという。
 研究チームは、がん細胞の増殖で重要な役割をする「TOPK」というたんぱく質に注目。30万種類の化合物の中から、TOPKの働きを妨げる化合物を探し出した。
 この化合物を、肺がんのマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射した。すると、5匹のがん細胞は、最初の注射から25〜29日後に完全に死滅した。TOPKの働きが妨げられ、がんの細胞分裂が止まったとみられる。化合物をそのまま投与すると白血球が減るなどの副作用があったが、化合物を脂質の膜で包む改良を加えると、副作用は小さくなったという。
posted by 担当者 at 16:55| 日記

2014年10月18日

関節リウマチの原因は「T細胞」が特定のたんぱく質に異常な攻撃を行うこと/京都大再生医科学研究所

関節が腫れて痛む関節リウマチは、免疫の司令塔と呼ばれる「T細胞」が特定のたんぱく質を標的に異常な攻撃を行うことが原因で発症すると、京都大再生医科学研究所の伊藤能永助教らの研究グループが発表した。マウスを使った実験の成果で、新たな治療法の開発につながる可能性があるという。論文は17日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
 研究グループによると、T細胞は外部から侵入したさまざまな病原体から身を守る働きをする。関節リウマチなどの自己免疫疾患は、免疫システムが誤って自分の体を攻撃することが原因とされてきたが、標的となるたんぱく質の特定は難しかった。
 研究グループは、関節リウマチを自然に発症するマウスを詳しく調べ、たんぱく質を特定。人間の関節リウマチ患者でも、同じたんぱく質に対する免疫反応が確認された。
 伊藤助教は「T細胞を取り除くことで、関節リウマチの発症を防ぐことができる。新たな治療法や予防につながる可能性がある」と話している。
posted by 担当者 at 23:13| 日記

2014年10月11日

スペイン・マドリードの病院でエボラ出血熱に感染した看護師「手袋で顔をこすった」

ロイター通信によると、スペイン・マドリードの病院でエボラ出血熱に感染した看護師の治療にあたっている担当医は8日、記者団に対し、看護師が病室で使用した防護用手袋で顔をこすった際に感染した可能性があるとの見方を示した。

 この病院には9月22日、シエラレオネでエボラ出血熱に感染した神父(25日に死亡)が入院し、看護師はシーツ替えなどで2度、接近したとみられている。担当医は「看護師が手袋で顔をこすったと話した。3度確認した」と述べた。

 看護師は現在、この病院で隔離治療を受けており、エル・パイス紙の電話インタビューで「防護服を脱ぐときに、間違いがあった」と認めた。

 この病院では8月にも、リベリアでエボラ出血熱に感染した別の神父が入院、死亡している。スペイン政府は治療関係者や看護師の夫など、約50人の経過観察を続けている。看護師はアフリカ大陸以外でエボラ出血熱の感染が確認された初のケースとなった。

posted by 担当者 at 13:01| 日記