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2015年03月23日

群馬大病院問題、ここから本文 ニュース 一覧 医療ニュース シニアニュース 健康ニュース アラカルトニュース 開腹手術のも診療内容も遺族側が独自調査

 群馬大学病院(前橋市)で肝臓手術を受けた患者が相次ぎ死亡していた問題で、遺族側の弁護団(団長・安東宏三弁護士)が、開腹手術後に死亡した患者2人の遺族から新たに依頼を受け、診療内容の独自調査に乗り出すことがわかった。

 弁護団はすでに腹腔鏡ふくくうきょう手術の死亡者について調査しているが、今後、開腹手術も含めた全容解明を目指す。

 群馬大病院第二外科では、同じ医師による肝臓の腹腔鏡手術を受けた患者8人、開腹手術の患者10人が手術後に死亡。病院側は今月、腹腔鏡手術の8人について調査報告書を公表した。

 弁護団も、腹腔鏡手術の2遺族から依頼を受け、カルテや手術映像を分析した結果を公表。執刀医らの聴取不足などを理由に「病院の調査は不十分」と指摘し、再調査を求めていた。

  開腹手術では、これまで弁護団に相談していた遺族のうち2遺族が正式に依頼。専門家の協力も得て、病院から開示された記録を基に診療内容の問題点を調べ る。病院側の調査では、腹腔鏡同様、患者への説明やカルテ記載などの問題が指摘されている。病院は5月頃に開腹手術の調査結果をまとめるとしている。

 弁護団は「開腹手術も含め患者が18人も死亡するまで執刀医が手術を続けた理由やそれを許した病院内の体制の問題を明らかにし、全容を解明したい」としている。弁護団は新たな相談も受け付けている
posted by 担当者 at 22:51| 日記

2015年03月21日

患者の皮膚から作ったiPS細胞を遺伝子操作で修復/京都大iPS細胞研究所

 筋肉組織などが骨に変化する希少難病の患者の皮膚から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を遺伝子操作で修復し、骨になりにくくすることに成功 したと、京都大iPS細胞研究所の戸口田淳也教授らの研究チームが12日、米専門誌「ステムセルズ」電子版に発表した。発症過程の解明、治療薬の開発など に役立つ成果としている。

 「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」と呼ばれる難病で、遺伝子の異常によって筋肉や靱帯じんたいなどの組織の一部が徐々に骨に変わる。歩行困難になり、激しい痛みも伴う。国内には40〜70人の患者がいるとされるが、有効な治療法がない。

 発表によると、チームはFOP患者のiPS細胞で、FOPの原因とされる変異のある遺伝子を、正常な遺伝子と置き換えて修復。軟骨に成長させる薬剤を加え、変化を観察した。

  その結果、修復したiPS細胞は、修復しない細胞に比べて軟骨になりにくかった。軟骨に成長する途中段階の細胞を調べたところ、修復しない細胞では、軟骨 になるのを促進する2種類の遺伝子が活発に働いているのを確認。これらがFOPの発症に関与している可能性があるという。

posted by 担当者 at 09:54| 日記

2015年03月10日

エボラ抗体の量産、米政府と共同研究/田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は、エボラ出血熱を引き起こすウイルスの抗体を量産する研究を米政府と共同で始めると発表した。

 エボラ対策を国家プロジェクトと位置づける米政府が研究費を負担し、治療薬の量産につながる技術開発を目指す。

 エボラ出血熱の治療薬では、米ベンチャーが開発中の未承認の新薬「ズィーマップ」が有力候補の一つとされている。治療薬に含まれる抗体の量産に向けて、カナダにある田辺三菱製薬の子会社「メディカゴ」が研究を進める。

  メディカゴはインフルエンザワクチンなどを手がけており、抗体となるたんぱく質を植物から抽出したり、精製したりする技術を持っている。メディカゴは、タ バコの葉の一種からたんぱく質を抽出する。これが、ズィーマップに含まれる抗体と同レベルの効果があると期待されているという。

posted by 担当者 at 00:19| 日記

2015年03月05日

筋層下ナス法

 笠置院長の行う筋層下ナス法では、バーを入れた上に、筋層/皮下組織/皮膚をきちんと縫い合わせた五重構造になります。そのためバーが動くことなく、感染の可能性も減るので、とても安全です。
 漏斗胸手術後に筋肉トレーニング運動を行うと、普通のナス法であればバーが入っているところの筋肉が萎縮していますが、筋層下ナス法であれば、ちゃんと筋肉が育ちます。
 特に女児の場合は問題で、ナス法で筋肉の上にバーを入れてしまうと、成長すると乳房が歪んでしまう事例が学会発表されています。筋層下ナス法で治療すれば、そうしたことは避けられます。
posted by 担当者 at 21:01| 日記

2015年03月03日

群馬大学病院「誠に申し訳ございませんでした」と謝罪

群馬大学病院で患者8人が肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた後に死亡した問題で、病院は、8人全員の治療に過失があったことを認める最終報告書を公表した。
3日午前10時ごろ、群馬大学病院は、会見で「誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
群馬大学病院では、2010年から2014年までに、消化器外科の40代の医師による肝臓の腹腔鏡手術を受けた8人が、術後4カ月以内に死亡していたことが明らかになっている。
病院が3日、公表した最終報告書では、臓器の縫い合わせがうまくいかなかったケースや、手術による切除範囲が大きかったケースなどがあったとして、8人全てについて、「過失があったと判断される」と結論づけた。
また、手術前に行うべき肝臓の検査が行われていなかったことも、問題点として指摘している。
posted by 担当者 at 22:06| 日記