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2015年08月15日

ニセコ新見温泉 新見本館[北海道2015]

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ニセコで水が一番きれいのはここ。なぜならば、峠にあって、他のどこからの水も流入していない純粋な湧き水だから。
「奥ニセコ」というくらいで、ニセコのいちばん奥です。岩内に向かう新見峠に、旅館が2軒建ってます。
今年、高知の温泉旅館で会った北海道のご夫婦に、「ニセコは水がきれいで美味いが、最高なのは新見温泉だ」と聞きました。それで「新見温泉は旅館が2軒あるけど、どっち?」と聞いたら、「旅館の名前は憶えてないけど、美人女将のいるほうだよ」という答えが返ってきたよと女将本人に伝えると、懇切丁寧にどこで水を汲めばいいのか教えてくれました(利用者のみだと思います)。

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でこの宿は、明治時代に初代の新見さんがこの地に温泉を発見し、たいへんなところにあるのに自費で道を引いて水力発電所を造って開業し、打たせ湯が名物だったらしい。昭和48年に大谷直子、山口崇主演の「雪国」のロケ地になっているようだな。
風呂場は2箇所有り、打たせ湯は第1浴場にあります。第2浴場には内風呂と外に露天風呂があります。この露天風呂は黄金温泉と一緒で、女湯とつながっていて混浴になっていますが、若い女性が入ってくる気づかいはないので安心です。
温泉は無色無臭透明。この辺では珍しい泉質です。ちょっと夏の日中入っているには熱い。飲泉もあり。
山と同じ虫が飛んでくるし、ヘビ(青大将)まで出てきます。ワイルドだろ〜
一見温泉っぽくないですが、かなりよく効きます。

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posted by 担当者 at 18:04| 日記

2015年08月14日

そば処 楽一 ニセコ町字ニセコ[北海道2015]

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これまた山小屋みたいな店で食わせる手打ち蕎麦。最初、どこが店の入口なのか分かりませんでした。
木製の橋を渡っていったところに小屋があって、入ると外人3人とアベックが待っていました。
30分ほどそこで待つとカウンターの店内に通され、注文してまたしばらく待っているとカウンターの前で蕎麦を打ち始めました。打ち上がった蕎麦をもって店の奥に引っ込んで数分、やっとせいろが出てきました。ここまで1時間。
食べてみると、なんとものどごしのよい蕎麦に大満足。十割そばなんですけどねえ、不思議だ。
さくっと食べて、さくっと店を出る。
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posted by 担当者 at 21:29| 日記

シェ ドゥドゥ 蘭越町のフレンチレストラン これはうまい![北海道2015]

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蘭越町といっても、いちばん端っこなのでニセコからすぐ。
蘭越から来ると、ニセコ湯本温泉に行く道道207号を走っていて、ニセコ昆布温泉に行く66号との分岐の角。3年前にできたらしい。
えらい愛想の悪い女性がやっているフレンチレストランですが、これがレベルが高い。
季節により少しずつメニューが変わり、今であればこのニセコのトマトを使った肉詰めとか、岩内で揚がったイカを使った料理とか、旬のうまいものを絶妙な味付けで食わせてくれます。
何者だいったい? これでランチ1500円は安い。恐るべきニセコ。夜も来てみたい。

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posted by 担当者 at 00:10| 日記

2015年08月13日

薪窯焼ピッツァ デルソーレ DEL SOLE ニセコ町 [北海道2015]

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このうまそうなピザは、ほんもののナポリピッツァを食わせる店、デルソーレの「ロマーニャ」。アンチョビが効いている。こんな店がニセコにあるなんて!
まあわたし、ナポリには2度しか行ったことはありませんが、現地の評判店に勝るとも劣らない、おいしいもちもちピザです。
ロフト倶楽部のお兄さんも、「先週食べに行った」と言っていた。
宿で電話して、急いで車に乗って店に行くと、焼き上がっている。アスパラとトマトのバター焼きと白ワインで食べる。こりゃ、たまらんわ。
こんな小屋みたいな店なので、店内は一日5組限定だそうです。
いつ電話しても、なかなか出てくれないんだよなあ。
こっちはマルゲリータ・エクストラ・ビアンカ(フレッシュトマト・水牛のモッツァレラ・バジリコ・塩・パルミジャーノレッジャーノ)税別2100円。
池田町のワインで食べてみたが、ドイツワイン過ぎて合わない・・・

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posted by 担当者 at 05:34| 日記

2015年08月11日

ニセコロフト倶楽部  ジンギスカン[北海道2015]

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最高のジンギスカンを食べながらビールを飲むために、宿からウォーキングポールを使って1時間、山越え谷越えやってきましたニセコの有名ステーキ屋、ロフト倶楽部。
なるほど、みんなが口を揃えて推薦するだけあって、ここのジンギスカンは最高でした。
ニュージーランドからの輸入肉なのですが、新鮮さにこだわり、部位にこだわり、そしてうまい肉にするために一番重要なのが仕込みなのだそうです。
その結果として出てくる肉は、実にジューシーでうまみがあり、ミディアムレアで食べると最高にうまい。まったく飽きのこない味のジンギスカンです。これ以上のものは他にはないと思われます。これが300g=1,800円(しかも地元野菜付き)は安い!あと、タレもうまい。
たまたま、やってるかどうか確認するため電話で予約して行ったのですが、最初は外人が食べているだけだったのが、しばらくすると7つのテーブルがすべて満席になっていました。さすがだ。
客層も、京都や大阪から来ている人がいて、この店の実力を反映していると思いました。お勧めです!

また1時間かけて帰るのか・・・

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posted by 担当者 at 17:23| 日記

2015年08月10日

せたな町 海フィール2015 10年続く農漁業イベント アルケッチャーノの奥田政行シェフ[北海道2015]

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江差からちょっと上の、ほんとに小さな、しかし風光明媚な町で、10年続く農漁業イベントに参加しました。
小さな漁港があって、海岸沿いに巨大な洋上発電風車が並んでいます。2004年に日本で初めて設置されたものです。
ここでイカ釣り漁船をやっている西田船長が提唱して始めたものですが、去年お目にかかって「この人がやっているイベントならぜひ見てみたい」というお人柄を感じました。
年々参加者も増えているそうです。

この町は、農業の文化レベルが高いんですね。農家を何軒か回って実感しました。
西田船長の船では、イカ釣り漁船のハイテクぶりを拝見。
それから朝食で食べたハムになったブタを見て、チーズでいくつも受賞している村上農園レプレラでは、5年前につくった牧草だけを食べている、えらい人なつっこいジャージー種とブラウンスイス種の乳牛と遊びました。人工飼料をやらないと脂が少ないので、骨格がやや出ています。確かにヴァンダナ・シヴァが言う通り、臭くないんです。牧場に行くとよく感じる臭さがまったくありません。不思議だ・・・

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自然農法の富樫さんの大豆畑では、雑草のギシギシをまったく抜かないでほぼ放置したまま3年間分の対照実験をしている大豆畑を見ました。最初の年は雑草だらけなのですが、翌年には雑草の勢いがなくなって、大豆優勢になるんですね。ただし日照の奪い合いになるので、雑草のほうに土をかける軽作業だけは年に何回かするそうです。それ以外はほぼ放置で、立派な大豆ができています。
土中の細菌のことはまだまだ分からないことだらけで、自然農法はもっと進歩するでしょう。この実験は筑波大学や茨城大学の先生とやっているそうで、学術的にも貴重なデータとなるはずです。
富樫さんは昔はロッカーでジャンクフードばかり食べていたそうですが、アトピーがひどくなって、アトピーにならない食べ物を手に入れたくても高いので、「なら自分で作ったほうが早い」と15年前に北海道にやってきて、米作を始めたのだそうです。
3カ所目のせたな町でやっとうまくいって、いまは大成功しているらしい。この町はそういう新規就農農家の受け入れもうまくしているということです。

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北海道でもぜんぜんメジャー感のないところですが、こんな先端的なことをやってるんだなあと驚きました。
ここに通っているのが鶴岡にあって日本中から客を集めている有名イタリア料理店アルケッチャーノの奥田政行シェフで、この日も朝から厨房で走り回っていました。
野菜サンドがなくなったので、奥田シェフが子供向けにタマゴサンドを作ったら、それを親のほうが狙っていました。まあ気持はわかりますが・・・
この鶴岡も、維新の時に逆賊になって閉じ込められ、鶴岡だけのコミュニティの中でずっとやってきたので、野菜の在来種が80くらい残っていて日本一なんだそうです。そういうことで、ユネスコの食文化都市に指定されたらしい。
奥田シェフは、野菜になる前の植物から生態系調査をして、料理を考える。だからあちこち出かけているらしい。そして料理を食べたら、どういうところで育ったものか舌で分かるんだとか。

奥田シェフのトークとヴァンダナ・シヴァの講演を挟んで、夜は奥田シェフの料理でディナーで、そのあと八神純子コンサートだというのですが、わたしは予定をよく聞いていなかったので、次の予定のために移動しないといけなくて、参加できなくて残念でした。「みずいろの雨」聞きたかったな・・・
こんなてんこ盛りなことをやってるんですから、すごいところです。
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posted by 担当者 at 19:29| 日記

2015年08月09日

ヴァンダナ・シヴァ講演会 せたな町 海フィール2015 インドの環境運動家 [北海道2015]

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種がよいから旨いトマトや作物ができる。
よい種とは、農家の自家採取の種。多様性があり病気や災害に耐えられる、それがよい種。それをつくるには土壌と受粉のための微生物、生物が必要。
活きている種は進化しているので、状況変化に対応できる。津波などの災害にも耐えて、その後自生できる種がある。

化学会社は、戦争が終わってから、化学品の製造技術を農業に持ってきた。それが農薬を使った慣行農業の始まり。
在来種は不自然な農薬を受け入れてくれないので、受け入れてくれるような種を作った。
きょう行ったせたな町の農場の牛は臭くなかった。肉骨粉食べてないから。本来草食動物の牛に肉やったら狂牛病になるのは当たり前。

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そういうことを推進している人は、「世界の人に食物を与えるため」と必ず言う。
でも実際に人間の口に入っているとうもろこしは10%のみで、後はバイオネエルギーや飼料になっている。食糧になっていない。

しかもモンサントは遺伝子組み換えで作った種を特許にして、知的財産権で囲い込みをしている。取引の材料にしている。種がそういう価値になってしまった。
種は、種自身が進化してきたもので、モンサントらが作ったものではない。モンサントは大豆特許を取ろうとしたが、たかが400年の歴史しかない国の会社がなぜ何千年も前からあった大豆の特許を取れるのか。
「生きているもの」に特許を与えようとすること自体がまちがっている。
種は、すべての人が分かち合い、撒くことができるようにすべき。
生態系を理解して、すべての生物がハッピーに生きられるようにすべき。
そのためわたしはインドで種を自家採取し、保存する運動をしている。米3000種。麦何百種。
それをやっているうちに、古来種は美味いことにみんな気づいた。新しくできた種はまずい。

モンサントらは「世界の人たちに食物を与えるため」というが、むしろ「みんなに健康になれる食物を与える」のが大切なこと。
慣行農業は生産量を気にしているが、いくら量が多くても栄養がなかったり不健康なものでは意味がない。ただ「食べられるだけのもの」でしかない。
同じ畑で、どれだけの健康や栄養が得られるかについて測るようにすべきだ。

企業が利益にこだわると、変なことがたくさん起きる。
インドの綿について、95%がモンサントがつくった遺伝子組み換えになり、それによって農家の生産コストが強制的に高くなり、多くの農家が潰れて30万人が自殺した。
これに対して有機農法の綿農家は、10倍の収入があり、自分たちがマーケットをつくってフェアトレードしている。

アメリカで数年前からのデータとして、自閉症の子供が急速に増えているという深刻な話がある。20年前に10万人に一人、いま35人に一人、2025年には2人に一人といわれている。「ラウンドアップ除草剤と、それ用の種、特に大豆は、腸の中のバクテリアを殺していて、それが影響して脳の働きを衰えさせ縮小させているのが原因だ」と主張している学者がいる。
遺伝子組み換えの食べ物は、人間の細胞を中から壊している。
インドでは「本当に健康にいいものしか食べたくない。キレイな汚されていない食べ物しか食べたくない」と望み、まともな食べ物を育てている農家と共同する、food smart citizen「食べ物に賢い消費者」という運動が始まりつつある。これによって企業の余剰利潤を介在しない生産者と消費者の関係を作れば、農家も利益を確保することができる。

TPPは「第二の東インド会社」だ。
「ハーモナイゼーション」といいながら、GMO(遺伝子組み換え)農作物の輸入を強制しようとしているが、悪いものの押しつけは「ハーモナイゼーション」じゃない。GMO農作物のような工業製品と食べ物を選ぶ権利を取引するのはまちがっている。
GMOの農作物特許も押しつけようとしている。それもダメ。

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ヴァンダナ・シヴァは、世界的に有名なインドの環境運動家。
ガチガチのガンジー主義者。ガンジー主義をベースとして、エコロジーとフェミニズムを融合させ、そこに東洋思想も加えて、なかなかの理論武装をしています。
強烈な説得力とプレゼン力があってファンが多いのですが、わたしはあまり共感できません。どうしてかと言うと、まともな農業と資本主義は、対置されるべき概念ではないと思っているからです。話もほんとにマジメでジョークの一つもありません。

しかしながら、彼女の講演の内容は、まったくその通りだと思わせるものです。聞く値打ちはあります。
彼女は「種を守る運動」をやっています。モンサントなど大手種子メーカー5社が遺伝子組み換え作物を普及することで、特許権を楯に農家を脅迫する悪質な事例が続発しており、そのような無茶な独占を防ぐためにはとても有益な運動だと思いますね。
「エコロジー+フェミニズム」というわたしがとっても嫌いな組み合わせと比較しても、モンサントはクソ過ぎる。利己的な利潤追求のみに執着した、社会性に欠けた、社会に害悪な企業と評価できます。
遺伝子組み換え食品による農作物汚染は、放射能拡散に匹敵する環境破壊行為といえるでしょう。

それと、terra madreという、土地に根ざして、特色のある地域が集まって社会を構成するというイタリアっぽい考え方と、とても親和性がある考え方です。土地に根ざせば、必然的に近似するんじゃないですかねえ。
でもってこれを突き詰めると、反グローバル主義に行きつくんですかね? この辺、よくわかりませんね。そういうのを利用したい勢力もたくさんあるようで、そういう連中が映画を作って宣伝しているようです。きな臭いです。

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posted by 担当者 at 19:52| 日記

2015年08月08日

ブタのしっぽ 久遠郡せたな町 [北海道2015]

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ファーム・ブレッスド・ウィンド福永 
抗生物質を使わずに飼育されている黒豚です。生後3〜8カ月。放し飼いです。
この柵では当然逃げていってしまうのですが、ほうって置いたらまた戻ってくるそうです。

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posted by 担当者 at 22:44| 日記

2015年08月07日

函館朝市も中国人だらけー\(^o^)/ [北海道2015]

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カニとホタテとウニとイカとイラと夕張メロンのパラダイス、函館朝市。ひさしぶりに来てみたら、イカを釣って喜ぶ中国人で溢れています。たわいもない連中だなあ。
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posted by 担当者 at 22:02| 日記

広華 倶知安町の中華料理屋[北海道2015]

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これはレベルが高い日替わりランチ。ニセコのホテルで働いていて、独立した人だそうです。うまいっ!
デザートの杏仁豆腐がまたうまい。
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2015年08月05日

ニセコ昆布温泉 ホテル甘露の森とワン・ニセコ・リゾート・タワーズ [北海道2015]

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わたしが今年いるのは、昆布温泉にあるワン・ニセコ・リゾート・タワーズ というところです。
土地の古老に聞くと、ホテル甘露の森は、以前は郵政関係の施設だった。それがバブル前に甘露の森という民間施設になった。テニスコート6面はいかにもバブルっぽい。

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ホテル甘露の森

そしてこの施設がバブル期に隣りにリゾートマンションを建てたんだけど、ずいぶん長い間廃墟みたいに放置されていた。「こんな高い建物を建てて、いざという時にニセコの消防車でなんとかなるのか」という議論もあったらしい。以前は渡り廊下でつながっていたとも聞きました。どうりで建物正面が似ているわけだ。
結局リゾートマンション分譲は失敗して手放され、外資ファンド2社を渡り歩き、玄関周りと風呂場の設計を隈研吾にやり直させて、別経営のホテルになったということのようです。
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この木製の庇は、雨の日には何の役にも立たない。

でもまあ、結局ココにたどり着いたんですよね。どうもオーストラリア人のコンドミニアムは性に合いません。しかし、あっちのほうが優れているところもあります。
厨房の器具と食器類が、圧倒的に充実してるんですよね。どうしてかと言うと、冬場の倶知安のスーパーは、カート山積みにして買い物するオーストラリア人であふれかえります。彼らはスーパーで買いだめして、ひらふのコンドミニアムに籠もって自炊しながらスキー三昧だからです。
食器も鍋も豊富で、何のために使うのか分からない調理器具もあります。パスタ鍋まであるもんなあ。
それと比べると、ワン・ニセコ・リゾート・タワーズのほうは、申し訳程度しかありません。これじゃオーストラリア人は満足しないでしょう。ざるがないと、枝豆は食えないってんだよ。
まあ鍋から何から持ち込むしかないです。

あと元がリゾートマンションなので、二重導線になっていないという不便もあります。バリアフリーという概念ができる前の建物ですから、荷物の運搬も大変です。
それから一部のスタッフにホスピタリティが欠けているのは両方に共通しています。まあこれは北海道なので、気にするだけムダです。
宿に100%循環の温泉があり、作務衣とスリッパでさっと行って、さっと温泉に入れるのは点数高いです。ところがこの温泉が、先月汲み上げポンプが壊れてずいぶん湯量が減ってしまいました。きのう50トン吊りのクレーンを持って来てポンプを直して温泉復活してました。

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なんと玄関前が源泉らしい。

その辺割り引いてみても、今のところの最適解が、この施設だと思いますね。実際、長期滞在している客は多く、同じ車がずっと停まっています。そういうのはだいたい関西か関東のナンバーです。わ(れ)ナンバーは少ないです。
去年は140日滞在していた猛者がいたらしい。

わたしは本州の暑さを考えると、車さえあれば、夏のニセコの資源の豊かさであれば、爆発的に客が増えてもおかしくないと思っています。すばらしいレベルですよ。うまい飯屋はたくさんあるし、キャパもあるし。311以後新築が止まっていたひらふのコンドミニアムもまた建設が始まっています(夏しか工事ができないので工期が延びます)。
遠からず、夏のニセコはブームになると見ています。
posted by 担当者 at 21:48| 日記

2015年08月04日

雲海ちゃうんかい ニセコ・昆布の雲海[北海道2015]

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雲海というのは、蕎麦焼酎かと思っていたら、トマムの星野リゾートが雲海テラスというのを作って、バカテレビ番組がバカを騙して大人気になっているらしい。
なんでもトマムの星野リゾートは今年、5つの雲海テラスをオープンさせたとか。
いいんですけど、わたしが泊まっている部屋からでも、ほとんど毎朝、デフォで雲海が見られます。
でまあ、そんなに嬉しいかというと、まったく嬉しくないですけどね。
正面に見える変な形の山は、昆布岳という山です。

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posted by 担当者 at 20:58| 日記

2015年08月03日

いし豆 真狩村の超有名蕎麦店[北海道2015]

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休みだったり、蕎麦売り切れでなんどか通った末、朝イチで行こうと11時に行ったら、11時半開店ということで30分待つことに。
開店と同時に車が駐車場に流れ込んできて即満席に。
これだけ有名なのに、カウンター5席とテーブル席2つしかないんだから、そりゃ混むわな。

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まず、そばがきが出てきました。こういう食感のものは他にもあるので、わざわざ蕎麦で作る必要性がよく分かりません。
次にもりそば。黒松内町の蕎麦だと昨年黒松内町に行ったときに聞いた。盛りがいい。石臼でひいた蕎麦で、香り、コシ、のどごし、すべてにわたってバランスのよい蕎麦だと思いますね。
そば湯がえらい濃い。
まあ、蕎麦についてなんだかんだうるさいことを言い始めたら、人間おしまいってことですよ。
\(^o^)/

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2015年08月02日

ニセコアンヌプリ登山 五色温泉ルート 中高年登山の恐ろしさ[北海道2015]


本来登山というのは、デヴがやるべきものではないんですよ。
でもまあ北海道にいると、ニセコアンヌプリにでも登ってやろうかと思うようになるから不思議です。
去年はスキー場のロープウェイで途中まで登りましたが、今年はスキー場から見ると山の裏側にあたる五色温泉から登ってみました。
駐車場は、9時半で満車です。
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きょうは「倶知安じゃが祭」のイベントで600台参加する自転車のロードレースがあり、ゴールが五色温泉に設定されているので、キャーキャーいう声が下から聞こえてきます。


それを聞きながら2500bの山道を2時間の登山で山頂到達。
あいかわらず羊蹄山頂は意地悪雲に覆われていて見えません。
登山者におにぎりを恵んでもらって食べる。ありがたいことです。
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パラグライダーがたくさん飛んでいます。
パイロットが見えるので、手を振ったら振り返してくれます。
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山頂には、「ニセコ測観所跡」という碑が建っています。これ、正式にはニセコ山頂着氷観測所。中谷宇吉郎が戦争中に、ゼロ戦の翼にどのように雪がつくか、厳冬期に山頂に籠もって着氷実験をやっていた施設です。今でも台座がしっかり残っています。
中谷宇吉郎は寺田寅彦の弟子で、岩波新書の『雪』や、戦後はラジオ番組にも出ていて、有名な学者だと登山者に解説します。彼が雪の結晶の映画を作ったのが岩波映画の元で、そこに入ったのが田原総一朗氏だし。
全国民が闘ってたんですけどね。戦争はイヤですかそうですか。極寒の山頂で越冬して日本のために頑張った研究者たちの努力も全否定ですか・・・

さて、とぼとぼ下山するのですが、ぼーっとしていて山道を踏み外して滑落してしまいました。這い上がったのですが、帽子なくしました。
なんか体力のなさを感じますねえ。
五色温泉は車が一杯で、混んでそうだったので宿まで帰って昆布温泉の「甘露の森」の温泉に入る。

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この道の左側に、うっかり道を踏み外して滑落。しくしく 
よく見ると、ほかにも落ちた人がいるような跡が・・・
posted by 担当者 at 22:31| 日記

2015年08月01日

JAFあり遠方より来る、また嬉しからずや[北海道2015]

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車のトランクにキーを閉じ込めてしまいました。車が動かないと死んでしまいます。
ディーラーに聞くと、後ろのトランクのカギはとても開けにくいとのこと。またスペアキーを作るにはメーカーに注文して1週間かかるとのことです。しかも車検証がいるので、結局JAFに来てもらってピッキングでドアを開けてもらう必要があります。

JAFに電話したら札幌から2時間でニセコに来るとのこと。2時間たったらJAFから電話で、「いま中山峠なのであと1時間くらいかかる」とのこと。結局3時間かけて「いままで開けれなかったことがない」というJAFのお兄さんがやってきました。

そこから3時間半、お兄さんは苦闘したのですが、トランクはひらきません。ドアは簡単に開くのですが、ドアの鍵を開けた瞬間セキュリティーがかかって、運転席からトランクを開けることができなくなる仕組みになっているんです。
しかも、下手をしたらドアを開けた瞬間にパワーウィンドウが下がって、上がらなくなる可能性もあるとか。危ない仕掛けだらけです。

私はもうあきらめて翌日ディーラーに行ってスペアキーを作ってもらう手続きをするための札幌行きの手配をしていました。
そしたら札幌から鍵の専門業者と、もう1台別に鍵開けが得意なJAFのスタッフが夕方にもかかわらず別々にこちらに向かってくれているとのことです。私は、「札幌からひとりここまで来てくれただけで感謝してますから、もうこれ以上はいいですよ」と断ったのですが、お兄さんは「こんなときしかJAFを使わないんですからご遠慮なく」と言います。

そうこうするうちに電話を受けていたお兄さんが、JAFの指令からの情報として、セキュリティーを解除するためのある裏技があると教えてくれました(ここでは書けません)。
「そんなことでセキュリティーが解除されるのか?」というヘンなわざでしたが、「早速やってみよう」ということでやってみるとあら不思議、運転席のレバーを引くとトランクがオープン!

わたしがレバーを引いて、トランクが開いた瞬間、二人で「開いた、開いた!」と叫びながら、車の後ろに回ってトランクに取り付きましたよ。
お兄さんが、トランク内のカギを発見して渡してくれました。感謝感激雨あられ。普通だったら諦めているところなのに、3時間以上もねばってくれたお兄さんと、JAFの指令の経験値のおかげです。

それからです、私がJAFのことを「JAF様」と呼ぶようになったのは。
posted by 担当者 at 21:46| 日記