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2015年11月29日

難病患者の歩行を助ける患者装着型ロボット、厚生労働省から製造販売の承認を取得

 難病患者の歩行を助ける国内初の患者装着型ロボット「HALハル医療用」が25日、厚生労働省から製造販売の承認を取得した。

 足を動かす時に脳から出る電気信号をひざなどに貼った電極で検知、患者自身が望む動きを支援する。重さは付属品などを入れて約14キロ。臨床試験(治験)では、歩行改善効果が確認された。

 筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)などで補助具がないと自力で歩けない患者が対象。
posted by 担当者 at 13:43| 日記

2015年11月18日

ノロウイルス感染直近1カ月で1.8倍に、大都市圏で感染者増

国立感染症研究所は11月17日、11月2〜8日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査により、ノロウイルス感染由来とみられる感染性胃腸炎の全国患者が、直近1カ月で1.8倍に増加していることが明らかになった。

食品などを介して感染するノロウイルスはおう吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こす。ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は通年で発生しているが、特に冬季に流行する傾向がある。

厚生労働省によると、ウイルスの潜伏期間は24〜48時間で、吐き気や下痢などの症状が1〜2日続いた後、症状は回復に向かうという。ただ、症状が治まってからも長いときで4週間程度、ウイルスは体内から排出され続けるため、二次感染に注意が必要となる。

国立感染症研究所によると、全国約3,000カ所の定点医療機関から11月2〜8日(第45週)の期間中に報告があった感染性胃腸炎の患者数は1万8,010人。第42週(10月12〜18日)は1万393人だったが、そこから1万3,628人(第43週)、1万5,919人(第44週)と患者は増加の一途をたどっている。第41週(10月05〜10月11日: 1万224人)から第45週の約1カ月の間で、1週間あたりの患者数は約1.8倍となっている。

第45週において、都道府県別での感染者が最も多かったのは東京都(1,394人)だった。以下、大阪府(1,350人)、福岡県(1,215人)、神奈川県(988人)、兵庫県(953人)と続き、大都市圏での感染者が増えている。東京都だけに限ってみると第41週の患者は911人で、約1カ月の間に1週間あたりの患者数が約1.5倍へと増えている。

posted by 担当者 at 17:31| 日記

2015年11月12日

マンモグラフィーに超音波検査を加えると、乳がん発見率が1・5倍に

 乳がん検診で乳房エックス線撮影(マンモグラフィー)に超音波検査を加えると、40歳代女性ではマンモ単独よりがんの発見率が1・5倍に高まるという調査結果を、東北大の大内憲明教授らの研究グループがまとめ、5日、英医学誌「ランセット」電子版に発表した。

 大規模研究で超音波検査の有効性を明確に示したのは世界で初めてという。

 2007〜13年、全国の40歳代女性7万6196人をマンモ単独と超音波併用の二つのグループに分け、検診を2年間に2回受けてもらって検証した。

 がんの発見率はマンモ単独の0・33%に対し、超音波併用は0・50%と1・5倍になった。がんを見逃さない割合を示す「感度」も、超音波併用(91・1%)がマンモ単独(77・0%)を上回った。

 要精密検査率はマンモ単独の8・8%に比べ、超音波併用は12・6%と高かった。がんがないのに検査で細胞の一部を切除するなどの不利益が増える可能性もある。

 40歳代は乳腺が発達した女性が多く、マンモでは乳房全体が白く映り、がんと見分けがつきにくい。超音波検査は、こうした女性に向くとされる。

posted by 担当者 at 12:04| 日記