江差からちょっと上の、ほんとに小さな、しかし風光明媚な町で、10年続く農漁業イベントに参加しました。
小さな漁港があって、海岸沿いに巨大な洋上発電風車が並んでいます。2004年に日本で初めて設置されたものです。
ここでイカ釣り漁船をやっている西田船長が提唱して始めたものですが、去年お目にかかって「この人がやっているイベントならぜひ見てみたい」というお人柄を感じました。
年々参加者も増えているそうです。
この町は、農業の文化レベルが高いんですね。農家を何軒か回って実感しました。
西田船長の船では、イカ釣り漁船のハイテクぶりを拝見。
それから朝食で食べたハムになったブタを見て、チーズでいくつも受賞している村上農園レプレラでは、5年前につくった牧草だけを食べている、えらい人なつっこいジャージー種とブラウンスイス種の乳牛と遊びました。人工飼料をやらないと脂が少ないので、骨格がやや出ています。確かにヴァンダナ・シヴァが言う通り、臭くないんです。牧場に行くとよく感じる臭さがまったくありません。不思議だ・・・
小さな漁港があって、海岸沿いに巨大な洋上発電風車が並んでいます。2004年に日本で初めて設置されたものです。
ここでイカ釣り漁船をやっている西田船長が提唱して始めたものですが、去年お目にかかって「この人がやっているイベントならぜひ見てみたい」というお人柄を感じました。
年々参加者も増えているそうです。
この町は、農業の文化レベルが高いんですね。農家を何軒か回って実感しました。
西田船長の船では、イカ釣り漁船のハイテクぶりを拝見。
それから朝食で食べたハムになったブタを見て、チーズでいくつも受賞している村上農園レプレラでは、5年前につくった牧草だけを食べている、えらい人なつっこいジャージー種とブラウンスイス種の乳牛と遊びました。人工飼料をやらないと脂が少ないので、骨格がやや出ています。確かにヴァンダナ・シヴァが言う通り、臭くないんです。牧場に行くとよく感じる臭さがまったくありません。不思議だ・・・
自然農法の富樫さんの大豆畑では、雑草のギシギシをまったく抜かないでほぼ放置したまま3年間分の対照実験をしている大豆畑を見ました。最初の年は雑草だらけなのですが、翌年には雑草の勢いがなくなって、大豆優勢になるんですね。ただし日照の奪い合いになるので、雑草のほうに土をかける軽作業だけは年に何回かするそうです。それ以外はほぼ放置で、立派な大豆ができています。
土中の細菌のことはまだまだ分からないことだらけで、自然農法はもっと進歩するでしょう。この実験は筑波大学や茨城大学の先生とやっているそうで、学術的にも貴重なデータとなるはずです。
富樫さんは昔はロッカーでジャンクフードばかり食べていたそうですが、アトピーがひどくなって、アトピーにならない食べ物を手に入れたくても高いので、「なら自分で作ったほうが早い」と15年前に北海道にやってきて、米作を始めたのだそうです。
3カ所目のせたな町でやっとうまくいって、いまは大成功しているらしい。この町はそういう新規就農農家の受け入れもうまくしているということです。
土中の細菌のことはまだまだ分からないことだらけで、自然農法はもっと進歩するでしょう。この実験は筑波大学や茨城大学の先生とやっているそうで、学術的にも貴重なデータとなるはずです。
富樫さんは昔はロッカーでジャンクフードばかり食べていたそうですが、アトピーがひどくなって、アトピーにならない食べ物を手に入れたくても高いので、「なら自分で作ったほうが早い」と15年前に北海道にやってきて、米作を始めたのだそうです。
3カ所目のせたな町でやっとうまくいって、いまは大成功しているらしい。この町はそういう新規就農農家の受け入れもうまくしているということです。
北海道でもぜんぜんメジャー感のないところですが、こんな先端的なことをやってるんだなあと驚きました。
ここに通っているのが鶴岡にあって日本中から客を集めている有名イタリア料理店アルケッチャーノの奥田政行シェフで、この日も朝から厨房で走り回っていました。
野菜サンドがなくなったので、奥田シェフが子供向けにタマゴサンドを作ったら、それを親のほうが狙っていました。まあ気持はわかりますが・・・
この鶴岡も、維新の時に逆賊になって閉じ込められ、鶴岡だけのコミュニティの中でずっとやってきたので、野菜の在来種が80くらい残っていて日本一なんだそうです。そういうことで、ユネスコの食文化都市に指定されたらしい。
奥田シェフは、野菜になる前の植物から生態系調査をして、料理を考える。だからあちこち出かけているらしい。そして料理を食べたら、どういうところで育ったものか舌で分かるんだとか。
奥田シェフのトークとヴァンダナ・シヴァの講演を挟んで、夜は奥田シェフの料理でディナーで、そのあと八神純子コンサートだというのですが、わたしは予定をよく聞いていなかったので、次の予定のために移動しないといけなくて、参加できなくて残念でした。「みずいろの雨」聞きたかったな・・・
こんなてんこ盛りなことをやってるんですから、すごいところです。
ここに通っているのが鶴岡にあって日本中から客を集めている有名イタリア料理店アルケッチャーノの奥田政行シェフで、この日も朝から厨房で走り回っていました。
野菜サンドがなくなったので、奥田シェフが子供向けにタマゴサンドを作ったら、それを親のほうが狙っていました。まあ気持はわかりますが・・・
この鶴岡も、維新の時に逆賊になって閉じ込められ、鶴岡だけのコミュニティの中でずっとやってきたので、野菜の在来種が80くらい残っていて日本一なんだそうです。そういうことで、ユネスコの食文化都市に指定されたらしい。
奥田シェフは、野菜になる前の植物から生態系調査をして、料理を考える。だからあちこち出かけているらしい。そして料理を食べたら、どういうところで育ったものか舌で分かるんだとか。
奥田シェフのトークとヴァンダナ・シヴァの講演を挟んで、夜は奥田シェフの料理でディナーで、そのあと八神純子コンサートだというのですが、わたしは予定をよく聞いていなかったので、次の予定のために移動しないといけなくて、参加できなくて残念でした。「みずいろの雨」聞きたかったな・・・
こんなてんこ盛りなことをやってるんですから、すごいところです。